尿のお悩み

症状別のご案内

尿のお悩み

血尿について

腎・尿管・膀胱・前立腺・尿道のどこに病変があっても血尿が出る可能性があります。

血尿には

  • 健康診断、人間ドックの尿検査で血尿を指摘された(顕微鏡的血尿)
  • 目で見て分かる血尿(肉眼的血尿)

があります。いちばんあってはいけない疾患は腫瘍ですので詳しく調べる必要があります。
血尿が見つかった場合には、症状がないからと放置せず、早めの受診をお勧めします。

血尿から考えられる病気

  • 膀胱癌、腎癌、前立腺癌、尿管癌、腎盂癌、などの尿路腫瘍
  • 尿路結石、膀胱炎など尿路感染症

診療

Ⅰ.血尿があるがそれ以外の自覚症状がない場合

膀胱癌、腎癌、前立腺癌、尿管癌、腎盂癌など尿路腫瘍の存在の有無を最初に考えなければいけません。
以下の検査をします。

  • 超音波検査(簡単に行え、また痛みもなく、がんや尿路結石の有無などさまざまな情報が得られる有用な検査です。)
  • 尿検査
  • 尿細胞診(尿中に癌細胞がないかを調べる検査)
  • PSA(前立腺癌の腫瘍マーカー)
  • 尿培養(炎症で血尿が出ることもありますので、尿中に細菌がいないかどうかを調べる検査)

尿路の癌が疑われる所見がでたなら、手術等の治療が必要なため、連携医療機関へご紹介します。

Ⅱ.血尿とともに腹痛、背部痛等の症状がある場合

尿路結石を疑います。以下の検査をします。

  • レントゲン検査(結石陰影の有無の確認)
    (院内にレントゲン設備があります。)
  • 超音波検査(結石による尿路閉塞に伴う腎臓の腫れ(水腎症)をみるため)

小さな結石なら排石を促進する内服薬で様子をみます。
自然排石が期待できないような1cm以上の大きさ結石に対しては手術を考えます。その場合、連携医療機関へご紹介いたします。

頻尿について

1日に8回以上トイレに行く場合を頻尿と定義します。他科で頻尿の相談をすると、抗コリン薬という膀胱の収縮を抑制する薬や、膀胱をリラックスさせるβ3受動体作動薬が処方されることが多いです。しかしこの投薬が効果的なのは、その患者様の病態が過活動膀胱の場合のみです。それ以外の原因で頻尿がおこっている場合は、抗コリン薬やβ3受動体作動薬では効果はありません。また残尿が100mlを超える場合これらの薬は症状を悪化させるため処方できません。

頻尿の鑑別に尿検査と残尿測定は必須です

それをふまえて、色々なケ-スを提示しましょう。

1.頻尿+尿検査で白血球を認める場合尿路の炎症(膀胱炎・腎盂腎炎等)を考えます。
2.頻尿+尿検査で赤血球を認める場合膀胱癌の有無の検索が必要となります。また腰痛や腹痛等の疼痛も認めるなら尿管末端の尿管結石症を考えます。
3.頻尿+尿検査で異常を認めない場合さらに残尿測定を行い、残尿が100ml以下の時、女性なら過活動膀胱を考え抗コリン薬やβ3受動体作動薬を投与します。
男性なら前立腺の触診を行い、前立腺炎が疑われるならその治療を行い、年齢が50歳以上で前立腺炎の所見がないなら前立腺肥大症を考え投薬します。
ただしPSA:前立腺癌の腫瘍マーカーが高値である時は前立腺癌も否定できません。

これらの治療で効果がなければ、排尿日誌を書いて頂きます。排尿日誌とは1日の排尿の状態と水分摂取の状態をすべて書いて頂くものです。
その結果、水分摂取が多く(普通は1日に1000mlの摂取でよい)尿量も多いなら(普通は1日に1200~1500ml位)一番考えられるのは、「多飲多尿」です。水分摂取を減らすのが治療となりますが、それでもうまくいかないなら、糖尿病や尿崩症等の内科疾患も考えなくてはなりません。
水分摂取量は普通なのに頻尿の場合は、心因性頻尿や間質性膀胱炎を考えます。心因性頻尿の場合は膀胱訓練を行います。膀胱訓練とはトイレに行きたいと思ったらすぐ行くのではなく、5分トイレを我慢する。5分我慢できたら次は10分・15分と我慢して訓練します。
残尿測定を行い、残尿が多い場合、女性なら低活動膀胱を考えます。すなわち尿の溜まった感覚が神経障害のため悪くなっており、尿が溜まり過ぎてこれ以上溜められなくなり、頻尿や尿失禁となります。よって膀胱の収縮力を強める薬を出したり、カテ-テルを膀胱に挿入し導尿する等の処置が治療となります。
男性なら低活動膀胱・前立腺肥大症・前立腺癌の鑑別を要します。
以上の如く「頻尿」をきたす疾患の診断や治療はきわめて複雑で、泌尿器科専門医でないと正確な判断は難しいと考えます。ご相談ください。


鳥イラスト

こんな症状はありませんか?


  • 尿道よりウミがでる
  • 勃起力が低下している
  • 陰茎や包皮の異常に気づいた
  • 検診でPSA(前立腺の血液検査)が高いと言われた
  • 尿道や陰部に不快感がある
  • 精巣や陰嚢が大きくなったり痛んだりする
男性特有の症状ボタン
  • 頻尿や排尿痛
  • 尿が我慢できない
  • 咳やくしゃみ、運動している時に尿がもれる
  • 立っていると子宮が下がる感じがする
  • 股の間に異物感がある

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